夢ノ中
□少女の運命 *4話*
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『なんない…ですか?』
「当たり前だろ。異国ではそれが普通かもしれねぇしな」
『いや、私日本人ですけど』
「…そんなことはどうでもいい」
よくないよ!?
異国の人じゃアリマセーン!
他に証拠なんて…。
『…あ』
あるじゃん!
『あ、あの…』
「あ?」
『わ、私のカバン…』
「カバン?」
「あぁ、昨日君が持ってたやつ?」
『そうです!』
あの中には大切な携帯が!
それに非常食のお菓子も入ってる。
「あれね…。捨てちゃった」
『・・・えぇ!?』
ゴミだと思って捨てちゃった☆
みたいなノリだよ!この人!!
勝手に部屋に入って掃除したお母さんみたいだよ!!
…総司だけに…ぷっ。
じゃなくて!!
『どうしてくれるんですか!』
「どうしようかー」
『ふざけないでください!!』