ワンピース現代劇

□ハッピーセット
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「ワニ野郎はどれにする?」
「お、俺は後で決める。てめぇらからたのめ。」
「マッ○初心者に見られる症状だな。」
「ここまできて選びきってねぇとは。」
なんだその不快な症状は。
「じゃ、先に頼むぜ。えっと、俺はダブルチーズとチキンナゲット。」
「俺はマッ○シェイク、マッ○フローズン、あとナゲットとポテトのLとビックマッ○で頼む。」
「か、かしこまりました…。」
おい、そんなに食えるのか?
「当たり前だ。こんなもの3分で完食出来る。」
てめぇの胃はブラックホールか!てか、なんで俺の心の中一時的に読めてんだよ!
とにかく…俺は迷っている。
「早く決めないか。男だろう。」
だから、かってに読むな!!
ったく…。
「ハッピーセット一つください。」
「かしこまりました。おもちゃの方、どうされますか?」
「僕ワニがいい!」
「じゃ、そのワニのやつで。」
「かしこまりました。少々お待ちください。」
ほぉ、先客がいたか。
「どうぞ。お客様ラッキーでしたね。ワニが人気がありすぎて、在庫があと2つしかなかったんですよ。」
「あら、よかったわねたっくん。」
「うん!ありがとうママ!」
………ざ、ざざざざ在庫があと2個!?さっきのガキが買ったから残るは1個か!や、やばい…ほかのガキがきたら…
「しらほし、なにがいい?」
「お兄様、やはりこの足と身長は慣れません。お洋服も全身すっぽり隠されていて気持ちが悪いです。」
「無理いうな。でなければ、琵琶湖で一人切りになってしまうぞ。」
「い、いやですぅ!」
あれは、人魚兄妹。
「で、ではフカボシお兄様、私このハッピーセットというものが食べてみたいです。」
「ほぉ。」
な、なんだと!?
人魚姫てめぇ!
「ご注文は。」
「サラダと、ハッピーセットを1つ。」
「ハッピーセット、オモチャのほうどうされますか?」
「お、おもちゃがえらべるのですか?……じゃあ…」
やめろ!ワニだけは!
「このうさぎさんがいいです。」
「かしこまりました。少々お待ちください。」
……ふぅ……
「帰るぞ。」
「はいお兄様!」
…ひやひやさせんなよ。
「ハッピーセット1つ。」
!?
「お、おもちゃのほうどれに……」
「ワニで。」
ほ、ほぁあぁあああ!?
だ、誰だ!?
「…む、なんだ、貴様らか。」
も、モリアァアぁあ!
「な、なんでてめぇこんなところに!?」
「俺このアニマルシリーズあつめてるんだ。」
どうでもいいわ!
「そ、それはよかったな…して、そのワニでコンプリート…ということか?」
「おう。」
しょうがねぇ、金で…
「大枚はたいてもやらねぇぞ。」
氏ねっっっ!!
この強情張りめ!!
「ん?もしかして欲しいのか?」
「ば、ばばばばばかやろう!ほ、ほしいわけあるかっっ!」
「じゃあよ、袋に近づかねぇでくれよ。」
ちっ…いいじゃねえかよ!
「」
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