別世界への門(死神編)

□はじまり
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「腹へった。サンジ飯ぃ!」
「てめぇはそれしか言えねぇのかブラックホール野郎。」
今日もサニー号は平和であった。
「くそコック、俺は肉料理が食べたい。」
「うるせぇくそマリモ!てめぇなんかに飯食わせるくらいだったら犬にスペシャルディナーフルコース食わせた方がましだ!!」
「んだとエロコック!」
「やんのかマリモぉお!」
「二人とも喧嘩やめて!集中できない。」
いつもと声のトーンが違うナミに、サンジは質問をぶつけた。
「ナミさん、さっきからぴりぴりしてずっとエターナルポース見てるけど、なんかあったのか?」
ナミはこう告げる。
「おかしいのよ。ドレスローザに行くようにしてあるんだけど、この海域にきたら反応を示さなくなっちゃって。」
「確かに、さっきから船が動いていないわね。」
ロビンが船内から出てくる。
「か、風が吹いてないってことか!?」
「そ、それ致命的じゃないですか!」
チョッパーとブルックは焦る。
「あいにくコーラが切れてるもんでクードバーストしようにもできねぇよ。」
「カームベルトでもないし…いったいなんなの?トラ男、あんたなんかしらない?」
ナミはローに尋ねた。
「さぁな。俺もこの海域には初めて入った。…シーザー、なにかしらないか。」
ローは、捕虜であるシーザーを尋ねる。
「知るかよ。」
「変な意地張るんじゃねぇぞこら。」
「お、俺は海に出たことがあまりないんだ!しょうがねぇだろう!」
「その男の言っていることはたぶん本当でござる。その体つきからして、荒々しい海には出たことはないであろう。」
錦えもんはいった。
実際のところ、シーザーは研究施設にこもっているイメージしか一味はなかったのでとりあえず信じてみた。
「ま、いつもみたいになんとかなんだろ。」
「いや、楽観視しすぎだてめぇ!」
焦る様子を見せないルフィにすかさずウソップがつっこむ。
「とにかく、今日はもう遅い。明日もう一度対策を練るぞ麦わら屋。」
「ごめんトラ男。あたしがこいつらのまとめ役だからあたしに話してもらえればいいわ。」
「ずりぃぞナミィ!」
「っるさい!とっとと寝るわよ!」
一味は消灯の準備をした。

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