ドフってワニワニ

□ワンパンマン〜加齢なる闘い〜
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今日も、ワンパンマンの暮らすオフィスは平和です。
アラバスタの市民からちやほやされて喜んでいるワンパンマン社長も元気そうです。
「クハハハハ!たんまり儲けたぜ。これで、あとはカジノを設置するだけだ。おい、Mr1!ミスオールサンデー!下見に行くぞ。」
「了解。」
「サー、私やることがあるから行けないわ。」
「ぁあ?なにをだ。」
「子供達に私のメロンパンを上げに行くのよ。いま作っている薬の実験だいになってもらうの。」
「見つからないようにやれよ。」
「わかっているわよ。」
ミスオールサンデーパンナは、今日も子供達のためにヤバイ薬入りのメロンパンを配りに行きます。
名犬ダズは、ワンパンマンと一緒に街の見回りに行きます。
「ボス、あれを…」
ダズはあるものを目にしました。
ピンクのもふもふ。
それはまさしく、ワンパンマンの敵のドフ菌マンでした。
「あの野郎、なにしてんだ?」
ドフ菌マンはどうやら、部下のベラミンに誰かの追跡を頼んでいたようです。
「誰を追ってやがる…。」
ベラミンに指示を出しているドフ菌マンの話に
ワンパンマンはそっと耳を傾けました。
「いいか、まずお前が鰐の気を引け。そしたら俺が、鰐を後ろから引き寄せて拉致る。いいな。計画通りにやったら、お前を部下としてファミリーに入れてやろう。」
「わ、わかった!お安い御用だ!」
なるほど。どうやらドフ菌マンは、ワンパンマンを捕まえて、いちゃはぐしようという計画を練っていたらしいです。
ベラミンは走って行ってしまいました。
「おい、くそフラミンゴ。」
「!?!?わ、わわわわ鰐野郎!?」
ドフ菌マンはかなりあわてているようです。
「なにしてんだ。」
「あ…えっと…て、偵察に…。」
「嘘が相変わらず下手だな。また俺のケツねらいにきたんだろ。もう全部わかってんだよ。」
ワンパンマンはいつも冷静です。
ドフ菌マンの策略も、彼によって既にお見通しだったわけです。
「Mr1、お前は先に帰っていろ。」
「で、でもボス…」
「いいから、帰れ。」
名犬ダズは、来いといったからきたのに、ひどい仕打ちをうけて、体もハートもブレイクしました。
ダズは密かに、ワンパンマンを想っていたからです。
しょぼしょぼと帰っていく名犬ダズを見送り、ワンパンマンとドフ菌マンは二人きりになりました。
「で、性懲りもなく来て…なんだ?こんな街中にいるのは俺にぶっ飛ばされたいからか?」
「フッフッフッ…きついこと言うなよ鰐野郎。俺最近欲求不満過ぎて体調すぐれねぇし、仕事も手につかねぇ。だからよ、お前の体でなんとかしてくれねぇか?」
「ほざけくそが。なんでてめぇなんぞのために体預けなくちゃならねぇんだ。氏ね。」
ドフ菌マンは言われたい放題です。
「で、でもよぉ鰐ちゃん。お、お前だって俺とin to tha bedしたかったんじゃねぇのか?」
「なに言ってんだ。俺は毎日十二分に楽しんでるぜ?あの堅物の名犬で。」
ドフ菌マンの心に鋭い矢が刺さりました。
もちろん、ワンパンマンは嘘をついていました。

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