隙ありっ Short Stories
□隙ありっ 番外編
3ページ/16ページ
隙ありっカップルへ20の質問。
第七回アンケートの際に制作。
夢主と赤井秀一が只管質問に答えるだけ。
01:二人の名前
『宮野黒凪です。』
「赤井秀一」
02:呼び方
『秀一って呼んでいます』
「黒凪だな」
03:知り合った日
『ええと、あまり大きな声では言えないんだけれど…』
「俺もあまり言いたくはないが、組織に近付く為に偶然を装い彼女の車に突っ込んだ。」
『当たり屋みたいね』
「…否定できないな」
04:好きになった時
「…覚えてるか?」
『いいえ、いつの間にか…』
「『……』」
05:好きなところ
『最低限のマナーが分かっていて頭が良い所よ。必要な事でしょう?』
「ある程度の"教養"がある所だな。俺も安心して見ていられる」
06:直して欲しいところ
『土足で部屋に上がるのは止めて欲しいわね』
「寝言で他の男の名前を言わないで頂きたいな。」
07:第一印象
『こんなに髪の長い日本人が居るのねって。』
「…こんな穏やかそうに見える人が組織の人間だとは驚いたな」
『組織に入った時は納得出来たでしょう?』
「あぁ。予想以上に物騒な女だった。」
08:告白の仕方
『あれは壮大なドラマがあったんです…』
「軽くホラーだったな。」
『酷い言い方するわね。私だってホラーだったわよ』
「あまり詳細は聞かない方が君の為だ」
09:好きな仕草
『煙草を銜えたまま器用に動けるのよこの人。灰が全然落ちないの。』
「料理の時に髪をまとめる所が良いと思う時はある」
10:されたいこと
『私の為にご飯作ってみて頂戴よ。』
「いくらお前に教わっているとはいえ、まだ恥ずかしいものがある」
『じゃあ秀一は何をしてほしいの?』
「もう十分色々してもらってるよ」
『あらキザなこと。』
11:今だから暴露
『私が組織に居た初期の頃はこんな男いつでも殺せるって思っていたわ。…はしたないけれど』
「潜入中はいつでも殺せる様に拳銃とバタフライナイフを持ち歩いていた。」
『…物騒ねぇ』
「そっちこそ。」
12:初デートの場所
『噴水のある公園よ』
「別れを切り出したのもそこだったな」
『懐かしいわね…また行ってみましょうよ』
「あぁ。休みが重なったら行くとしよう」
13:関係の進み具合
『私達は比較的分かり易いわよね?』
「敵対していた組織同士の危ない恋人から、今や同じ敵の首を狙う夫婦って所だな」
『…映画みたいね』
「今更だろう」
14:相手に質問
『あ、ねえお醤油買ってきてくれた?』
「あぁ。量が多いものが安かったからそれを。…来週は夕食が要らないって話は…」
『言ってたわね。』
15:お互いの秘密
『…この間ね、秀一の部屋からワインをちょっとくすねたの。内緒よ』
「…。つい家の中で煙草を吸ってしまった事だな」
16:約束事
『家の中では煙草を吸わない事よ』
「俺の部屋には入らない事だな。プライベートなんでね」
17:嬉しかったこと
『いつもの事だけれど、いざと言う時に護ってくれる所かしらね』
「帰ってすぐに飯が出来ているのは嬉しい事だな」
18:悲しかったこと
『外で変装をしなきゃいけないことかしら…』
「同感だな」
19:愛の度合い
『…大好き?』
「あぁ。それで良いんじゃないか」
20:最後に一言
『なんだか物騒な夫婦でごめんなさい…』
「組織を潰してからゆっくり仲良く普通に暮らすとするよ」
2016.10/19