学園ヘヴン BL小説
□マサユメ
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伊藤は気付くと、高級そうなホテルの部屋の中にいた。
辺りを見渡すと、ベッドの上にバスローブ姿で座っている七条がいた。
伊藤は七条の方に近づいていった。
「あの、いつの間にこんな所に来たんですか?」
「さ、伊藤くん、もっとこっちに来て、脱いでください」
「へ?」
七条さん、今脱いでって言った?
突然のことで、驚く伊藤。
「ほら、服、脱いでください」
七条は立ち上がり、近づいて来た伊藤のブレザーを脱がせ、ワイシャツをズボンから引き抜き、ボタンを上から外していく。
「……七条さん?」
「どうしました?」
「状況がよくわからないんですけど……」
「わからなくても大丈夫です」
そう言うと、七条は伊藤を少し乱暴にベッドに組み敷いた。
そして、伊藤に深いキスをした。
「……んっ、……ぁっ」
頭がボーッとする。
伊藤は自ら、さらに深くキス出来るように首を傾ける。
「……ぅん、ふっ……」
伊藤の意識が薄らいだ頃に、七条は唇を離した。
「本当に伊藤くんは可愛いですね」
七条は伊藤の頬と首筋に軽くキスをして、全開になっているワイシャツの上からわざと乳首に軽く触る。
「……あっ」
七条は、今度は直に両方の乳首を摘む。
「ひゃぁ、だ、ダメっ……、七条さ、んっ」
「どうしてですか? 感じているのに」
伊藤は足をもじもじさせている。
その様子を見て七条は自分の膝で伊藤の膝を割る。
そして、太ももで伊藤のそこを刺激する。
もちろん乳首をいじったまま。
「あんっ、……っ、ぅんっ」
「乳首もここも勃ってますね」
耳元で優しくささやく。
「やぁっ、ここも、ちゃんと触ってぇ」
伊藤は自らそこを七条の太ももに擦り付ける。
しかし、七条はわざと伊藤の期待には応えず、太ももで伊藤のそれを刺激するのをやめ、片方の乳首を舌で嘗めたり甘噛みしたりし、もう片方は指でいじる。
一番触って欲しいところへの刺激がなくなり、伊藤はまた足をもじもじさせる。