地獄への階段
□絶望の彼方へ
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ピピピピッピピピピッ…
『…ん、』
ピピピピッピピ…カタッ
私の一番来てほしくなかった朝が来た…
気の抜けた体を起こし、ベッドから降りる
準備を済ませ、家を出る
『行ってきます…』
絶望の道を歩き、学校へと向かう
学校に着くと、上履きに履き替えるためにロッカーを開けると、
バサバサッ
ロッカーの中から大量の赤い字で死ねと書かれた紙切れが落ちてきた
そう、私はいじめられている
教室の戸を開けると急にがやがやしていた教室の中が静かになり、私を見るなりこそこそと喋っている
きっと私の悪口だろう
「雪村だ…((コソッ
「よく学校来れるよな〜来なくていいのに…((コソッ
聞こえてるし…
毎朝こんなものだ…