中編・短編
□俺と赤髪
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朝6時半…
「おい、起きろよ」
めんどくさそうな声がして軽く肩を揺すられる。
それは俺の幼なじみである翔太の声だ。
「んー…」
俺はまだ起きる気が起きずにベットの中で寝返りを打つ。
「たくっ…起きないと遅刻するぞ」
翔太は面倒見がとても良い。
いつもこうしてなかなか起きない俺を起こしてくれる。
まぁだからといってこの暖かい世界から抜けることは難しい。
「しょうがねぇなぁ…今起きないとご飯抜きだな」
「んっ!翔太おはよう」
聞き捨てならない言葉に俺はいっきに目が覚める。
そして、俺の目の先には翔太……
赤髪の美形がクマのプリントされたエプロンを付け立っていた。
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