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□嫉妬
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驚きのあまり声がでない名前の意思は置き去りにして。
真山は胸のポケットから小さな水色の箱を取り出すと、自ら白いリボンをほどく。
その中の布袋からシンプルなキーモチーフのペンダントを取り出すと、名前の首にかけた。

(かわいい!
良かった、リアル犬の首輪じゃなくて。)

「お前の首輪、だ。
指輪は学校だと目立つからな。
それなら学校で着けていても目立たないだろう。
いつもそれをしておけ。」

そう言い終えると真山はニヤリと笑う。

(かわいいけど…。うれしいけど…。
首輪って、微妙…。)

とりあえず、プレゼントに対しては
礼を言う。

「お前の飼い主は俺だ。
他の者には渡さん。」

言葉とは裏腹に、
真山は優しく名前を抱き寄せた。

(End )
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