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□reward
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恐る恐る真山のいる教壇へ向かい歩みを進める。

(うう…。大丈夫かな…。)

証言台に向かう被告人か、
まな板の上の鯉かを連想させるような覚悟と緊張感を纏い、教壇に立つ真山に対峙する。

解答用紙を名前へ手渡すと同時に真山が周りには聞こえないように小声で囁いた。

(放課後、数学準備室に来い。)

その言葉に、名前の全身に緊張が走る。

ちらりと添削済みの解答用紙を見てみれば、6割にも達していない点数。
その後の解説開始まで生きた気がしなかった。 

しかし、蓋を開けてみれ名前にしては珍しい
平均を超えた点数だと判明した。

(あれ?なんで呼ばれるんだろう?)

真山に呼び出された真意を図りかねたまま
名前は放課後を迎えた。
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