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□とある昼下がりの保健室ver.若桜
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名前はいつものように
昼休みを交際中の若桜と共に保健室で過ごそうと、保健室へとやってきた。
すると、3年生を表す赤いリボンをした女生徒二人が戸口をうっすらと開け中の様子を固唾を飲んで見守っている。
名前は、恐る恐るひそひそ声で声をかけた。
「どうしたんですか?」
「しっ!今いいところなんだから。」
3年生の一人は名前に静かにするよう促す。
気になって一緒に覗いてみると
若桜と女生徒がキスをしていた。
(うそっ…!?)
名前は見守っている3年生に尋ねる。
「あれって、ひょっとして…3年のミス藤城ですよね?」
「そうよ。若桜先生に告らないと受験に集中できないって言うから…。」
(嘘っ…!?あんな美人が若桜先生を!?
しかもキスしてるし!!)
あまりの衝撃に、名前は
若桜と過ごす金曜の昼休みを諦め
失意のまま教室へと戻った。