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□7月2日
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6月の終わり…いや、もう日付は変わって7月1日になっていた。
そんな真夜中、非常識な時間に着信があり苗字名前は寝ぼけ眼で携帯を手に取る。

(誰だろう?こんな夜中に…。)

待受画面に表示された発信者の名前を見て飛び起きた。

「もしもし?」
「やぁ、苗字さん。こんばんは。夜分遅くに申し訳ありませんね。少し、話してもよろしいでしょうか?」
「西園寺先輩…!!どうしたんですか?こんな夜中に…。」

「いえ、急に思い付いたものですから。
ぜひ、苗字さんにご協力いただきたくお電話してみたんです。」
「えっ!?協力って何をですか??」
「ええ…。実は…。」

西園寺の提案を聞きその企画に共感した名前は、あっさりと西園寺の依頼を引き受けた。

「では、今日の放課後。生徒会室ではなく3-Bであなたが来るのをお待ちしてますよ?」
「はい。おやすみなさい。」
「ふふ…。おやすみなさい。」
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