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□[もしもOL]芹澤悠吏
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注意!:パラレル[もしもOL]の二次創作です。しかし社名違います。
オリキャラまで出てきます。
普通の学園生活をお望みの方、
オリキャラに嫌悪感を持たれる方はスルーしてください。
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ここは食品メーカー「藤城食品」。
苗字名前はこの会社に入社してから早いもので3年目となった。
最初のうちは現場で学んでこい!
という社の方針から、工場のラインに入ったり
資材倉庫でひたすら資材の在庫チェックをしたり、工場総務とわいわい倉庫の片付けをしたり…と、慌ただしく過ぎる現場での日々を経て。
ようやく、3年目に念願の本社勤務になれた。
ここでの仕事は、全工場分の資材の発注・在庫の管理及び取りまとめになる。
憧れの本社勤務。
同じ私服通勤でも、仕事中もスカートを履けるしメイクもできる(盛りすぎは厳禁)。
何と言っても、帰りに街へ気軽に寄り道できるのが良い。
良くしてくれる先輩社員のおかげもあってか仕事も順風満帆のはずだった。
その日も何時も通り、
出社後に自分のデスクについてから
カフェラテ片手にメールとスケジュールのチェックを行う。
覚えのない会議の予定が朝一で入れられていることに軽いめまいを覚えた。
(差出人は部長で、第4会議室…?
何これ?!今日は定例会議はないはずだし、参加者は…。)
参加者の一覧の中に、
社内中で噂になったヘッドハンティングによって入社したらしい主任の名前を見つける。
(経営企画室主任の西園寺さんってことは…)
その名前を発見したことにより
社内生産性改善プロジェクトの一員に加えられていたことを悟った名前は頭を抱え込んだ。
(うそだ!通常業務に加えて新プロジェクトとかやりたくない!!
誰か嘘だと言ってくれ!!)
やりたくないという意思とは裏腹に
名前は会議室へと向かった。