万事屋

□銀色のポリゴン
1ページ/3ページ




最近の神楽はおかしかった。

そう思う銀時


一緒に寝たいと言われた日は、

隣に布団を引かせ同じ部屋で寝かせたが、

結局、一睡も出来なかった…。


その後は、星海坊主がやってきて、

自分の気持ちを話した、

最後の言葉は、聞こえないことにした。

つーか!!あいつ、完璧に俺を殺ろうとしてたァァ!!


そして、新八にいじめられた…。

最近よりいっそう俺に冷たくなった。



銀時はエンディングの時よくみんなで来た丘にいた

寝そべり体を草むらに預け

気だるそうに最近あったことを思い出してた

そして神楽へなんと言うか

自分の気持ちをどうやって伝えるか考えていた


あいつあーみえてアレだしなぁ。

やっぱベタにアレですかぁ〜?

でもアレは金かかるしなぁ〜。


「銀ちゃん!!ここにいたアルか?」


体を起こす銀時

いつの間にか辺りが、夕日に染まっていた

神楽がひょっこっと現れて銀時の隣に座った


「銀ちゃんここで何してたアルか?」

「んー?考え事ー。」

「銀ちゃんが、なんか心配事あるアルか?!」

「んー?お前は俺の事バカにしてんですかぁ?」

「違うネ!!心配してやってるアル!!!」

「そうかよ…」

銀時は大きな夕日を見つめて空返事をしていた

神楽は番傘から銀時をチラチラ盗み見る


ばれてないと思ってんのかねぇ?


「なぁに?俺の顔になんかついてる?」

「べ、別に!!何でもないアル!!」

神楽の顔を見ると真っ赤だった

夕日に負けないくらい赤くなった顔で銀時を睨み付ける

「そんなにむくれんなよ。」

「むくれてないネ!!」

銀時が神楽の頭を撫でると

神楽の顔が更に赤くなった


「神楽、明日銀さんと飯行こうぜ。」

そう言って立ち上がる銀時を神楽が追いかける

「銀ちゃんどうしたアルか?!熱でもあるアルか?!」

「なに?行きたくないの?せっかく2人で飯行こうっていってんのにぃ?」

銀時が意地悪そうにわらってみせる

「行きたいアル!!!!連れってってヨ!!!」

神楽が一生懸命叫ぶ

「おめかししてこいよ?」

そう言って神楽に手を伸ばし2人は

その日は久しぶりに手をつないだ
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ