その他
□無理せず禁煙してみよう
1ページ/2ページ
「もう、決まったことなんで。」
そう言って俺は悪魔の笑みを土方さんに向けた
その後土方このやろーに一瞬の隙も与えないように
松平のとっつぁんにも耳打ちし、
一週間の禁煙令を発動させた
土方さんはしばらく有休をとりハメック星に行ったらしい
いつもどうり自慢のアイマスクをつけて
人を小馬鹿にしつつ昼寝をしようと
屯所の柱に寄りかかる
『総吾!!てめェ仕事なめてんのか!?』
いつもの声が聞こえてこない
「あー。やり過ぎたちまったぜィ。」
もがき苦しむ土方さんを間近で見るつもりだった
「早くかえって来ねェかな…」
「なんだ?寂しかったのか?」
アイマスクをはずさなくても誰だかわかる
「タバコは吸えたんですかィ?」
俺の方に歩み寄ってくるマヨラーは少し不機嫌そうだった
「お陰様で禁煙せざるおえねェかもな。」
俺のアイマスクを外した土方さんはやっぱり
不機嫌そうに眉間にシワを寄せていた
「おかえりなさい。土方さん。
俺ァその顔が見たかったんでさァ。」
そう言って俺は満面の笑みを土方このやろーに向けた