夢なら覚めようか

□動き出した世界
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部屋に着くとマリアさんと奴がいた。
なんだよ。お披露目がしたかったのかよ
昔の女に今の女見せるなんて
マナー違反よね。全く!


『名無しさん!この馬鹿!よく聞け
こいつはうちの会社の従業員だ。』
「は?意味わかんないんだけど」
『バロックワークス社の社員と
いっているんだ!』
「へぇ……?!??
えーーー?!海賊なの?」
『ごめんなさいね〜黙ってて
ボスに口止めされてたのっ。
私はあなたの護衛役よ♪』
『おい。余計な事いうんじゃねえ
干からびてえのか?』
「もしこの事がバレたら
マリアさん…」
『ウフフ。もういいの
あの方には心に決めた人がいる
私を見ることは2度とないわ』
「いや、居ない居ない!それはない
女の影すらないような男だから!」
『名無しさん。あなたが居るからよ』
「は?無い無い!見てよ!
全身この火傷の痕!全部あいつだよ?
ただの上司と部下だって!」
『あなたが泣いたら彼はどうする?
あなたが危険な目にあったら?
私は取り乱す彼を見たことがないわ』
「…。それは可愛い部下だから…
ただそれだけだよ?」
『ウフフ。そうね。ボスの
気持ちにも気が付かなかった位ですもの
あの方の気持ちに気が付くはずありませんわね』
『余計な事言うんじゃあねえよ
殺されてェのか?』
『あら失礼
ウフフ。意地悪しちゃって
ごめんね名無しさん
あまりにも鈍感だから…』

「…。ありえないよ。
だいたいクロコダイルだって
私が1人で好きなだけだし…」
『誰がいつそんな事言ったんだ?』
「…。良かった。」
『?』
「私が1人で誤解してただけで…」
ポロポロ。おっと止まれ!涙め!

来いと言って抱きしめられた。
そう!私はこの腕が良いんだ!
この匂いがいいんだ。

『わたしはお邪魔みたいね。』
「マリアさん!ごめんなさい」
『良いの。じゃあ、また会いましょう』


「ねえ、結構思いっきり蹴ったじゃん?
不能になってない…?」
『俺を誰だと思ってやがる?
試してみるか?』
「いや、結構です!」
『クハハハ。
勝手に勘違いして蹴りまで入れられ
他の男のところにいくたぁ
いい度胸じゃねえか。なあ…名無しさん
今夜は逃げられると思ってんのか?』


ひいぃぃぃ〜!(◎_◎;)


結局私は朝まで拘束コースだった。
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