夢なら覚めようか

□あなたの居ない日々
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朝起きて朝食の用意して朝練に
行って食べて出勤という
いつものお決まりのパターン


『名無しさん、お前が
わしの枕を取るけェ寝違えたわい』
「えー?自分の身体の衰えを
私のせいにする気?
嫌だわ〜更年期?」
『言うてくれるのォ』


そして喧嘩しながら出勤というのも
お決まりのパターンになっている


『またやってるな…』
『おい。声がでけえぞ!
殺されるぞお前』
『大丈夫だ。あれは完全に
2人の世界に入ってるから』


部下に冷ややかな目で見られるのも
いつものパターン



そう。ただいつもの日常に戻るだけ
すぐ忘れるよね?





執務室に入るなり私は書類で出来た
スカイツリーを見て意識が遠のいた。




『先日のクロコダイル討伐の書類に
七武海の称号剥奪の書類
インペルダウン投獄の書類
スモーカーの人事の書類じゃあ
名無しさんが処理せぇ』



…。
くそッ
あの鰐野郎。出てきたら覚えとけよ
あと煙野郎。あいつは息の根
止めてやるわぁ!

『何をブツブツ言うちょるんか!
さっさと終わらせろ
明日は七武海の後釜を決める
会議が有る。それまでに終わらせぃ』
「いや、無理無理!私1人じゃ
とてもじゃないけど無理。
サカズキさん。
一生のお願い…手伝ってくれる?」


チョット可愛子ぶってお願いしてみた



『…。
まぁ、ええじゃろう。
手伝ってやるわい』

え?
通用したよ。
サカズキさんが私の仕事手伝って
くれるの初めてなんじゃ?

「本当?!
サカズキさん大好き〜
ありがとう!
じゃ3分の2してね?」
『いや、わしは4分の1しか
手伝わんわい』
「フン。
ちいせぇ男だな」
『ほう…
名無しさんはよっぽど焦げたい
みたいやのぉ』
「本当すいませんでした
助かります」



今日は執務室から出れそうに
無いなぁ。
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