夢なら覚めようか

□迷いこそが人生
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『おいおい。だんまりか?』








「…。




う…










ウエ…










ウエディングドレスは…
和柄の赤が良いからね」






!?








『は?
てめぇ…
気が早ぇんだよ。
はぁ…ドレス?お前の好きにしろ』
「え?今のは愛のプロポーズじゃないの?

大丈夫。私がクロコダイルを
幸せにするから!!」


『『お前がすんのかよ!?』』


『ここコント集団雇ってんのか?』


『クハハハ
てめぇらしいじゃねぇか
ほら、マゼランと話があんだろ?
行ってこい
また会おう。名無しさん』
「うん!
愛してるぜーー!!」











「マゼラン署長!
突然の訪問で申し訳ない」
『中将殿!!
話は済みましたかな?』
「はい、今終わりました。
今度はガープ中将も連れてきます
では!」








会って良かった。
今は私のすべき事をするだけ










「ただいま。
さっきはごめんなさい」
『いい。わしが言いすぎたわい
それより明日から七武海を
収集する。
海軍本部に処刑まで奴らがおる
お前たち中将が奴等の見張りじゃァ
任せたけぇ』
「七武海が本部に住むと!?
…。えー。イケメン居ないし
ヤダーー(-_-)」
バシッ!
『ワガママ言うちょらんで
書類でも片付けい!
急がんでいいと言うたものの
明日までには仕上げにゃのぅ』
「そんなぁ〜…サカズキさん
手伝ってよ」
『何言うちょるんじゃァ!
わしの書類見てみぃ…
センゴクさんの書類もあるけェ
わし自身、片付けれるか
危うい所じゃァ』
「わ!!なんてこったこのタワー
この前手伝って貰ったし一緒にしよう!
私も手伝うよ」
『ああ。助かるわい
くれぐれもわしの書類は
ミミズ文字で書くな』
「…。それは保証できない」
『まぁ、ええわい』



幸いエース君だけの書類の私は
1時間もかからず終わるだろう。









「私の終わったから手伝うよ」





なになに?
ユースタス“キャプテン”キッドが
民間人を襲っただと!?
スリラーバークでの出来事でしょう?
麦わらを片付けたとかなってるガネ


あー…懸賞金の金額の決定額に
サインするだけか


【サカズキン】と
これで良し!


バシッ

『お前っちゅう奴は!!!
“ン”要らんわい!!!
わしは赤ずきんやないわい!』
「痛っ!?
わ!ごめんなさい!!
もう。私ったら…お茶目☆えへ」
『…。
分かっちょろうのォ…』ゴゴゴッ

体から湯気が
「本当ごめんなさい!
出来心だったんです
今すぐに書き直します!!」


マグマにビビった私は
直ちに書き直した。
書類に判を押したりサインを書いたり
時計を見たらもうすぐ日付が変わり
そうだった。
けど、まだまだ終わりそうもない


「明日までに終わらせるんでしょ?
私も残るからコーヒー淹れようか?
眠気覚ましってやつよ〜」
『頼む』



コーヒーと灰皿
サカズキさんの葉巻を持って
デスクに戻った。


「はい。一旦一服でもしましょうや!
茶菓子は今日クザンさんにお土産に
貰った羊羹しかないけど」
『構わん。助かったわい』


サカズキさんは葉巻に火をつけた
私もタバコを取り一服

「それにしてもやけに最近忙しいよね」
『そうじゃのォ
たまったもんやないわい』
「平和が一番よね
!?この羊羹美味しい!!
ウォーターセブン産って書いてある
それで水々しいわけだ!」
『!?うまいのぉ!
クザンの癖に良いもん買ってきたのォ』
「癖にとか余計
他の大将も忙しいのかな?」
『そりゃそうじゃろう。
センゴクさんは白ひげとの事で
神経擦り減らしちょるけのぉ』
「あー、確かにそうよね。

よーーーし!!!
もうひと頑張りしますか!」


また紙切れの野郎に目をやり
サインとハンコ押しを再開した。
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