夢なら覚めようか

□タス屋と私がシャンブルズ
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「ほら、抜けれたでしょ?
解放してよ!」
『さっさと戻しやがれ!!
てめぇ!!』

『ククッ
そんな態度でいいのか?』


こいつ…

悪魔だ



「どうしたら戻してくれるの?
どうして私がチューリップなのよ!?
よりによって…´д` ;」

『俺の気が向いたらだ』





楽しんでるよこの男…









『キッド?いや、こっちがキッドだったな
兎に角、船に戻らないか?
そこのキッド…じゃなくて
名無しさんだったか?
お前も船に来るか?』

「殺戮武人さん。ありがとうございます
こんな大男になっても
優しくしてくれるなんて…
キラー様とお呼びしても?」

『元に戻ったら構わないが
その体で呼ぶのはやめてくれ』

『っておい!どういう意味だキラー

てめぇ、俺の体でキモいこと
言うんじゃねぇ!』



『すぐそこに小さな島がある
俺たちは一旦そこに引くつもりだ
ま、戻して欲しけりゃの話だが
お前達も来るか?』

『行くに決まってんだろ!!』
「行くしかないじゃん?」









この体で生きてるって辛すぎる
私も人間だ。
尿意を催すことだってある


「ね、トイレ行きたいんだけどさ
掴んでするの?
それとも腰を使ってするの?
ごめん。ついて来てくれない?」
『…
いや、お前バカだろぜってぇ
俺の放尿なんて見たくねぇよ!!
適当にしろよ』

「ふーん。分かった
トイレどこ?」











『待て!!!!

見んじゃねぇぞ!』

「分かってるって」

『やっぱ着いて行く』
「いや、止めてよ
なんか恥ずかしいんですけど
私の体じゃないけどさ?
なんか私の体がユースタスさんの
放尿みてるなんて可笑しくない?」
『…お前が言うな。
トラファルガーの野郎…


覚えてやがれ…』










えっと…
何処からブツを出すの?
ん?



下ろしちゃっていいの?


便器の蓋開けてと、




目を瞑って








いや、瞑っちゃダメじゃん
はみ出るはみ出る










「あれって大変だよね〜
ユースタスさん毎日何度も
大変だね〜」
『おい。どの辺が大変なんだよ
てめぇ、変な事してねぇだろうな?』
「いや、してないって
私のでトイレ行きたくなったら
ふつうに大の要領でして貰って
構わないから!
ま、こんな大したことない体
見ても見なくてもどっちでもいいから」
『あぁ。
って、見ねぇよ!
俺が見たいみてぇな言い方すんな』
「今日中に戻れば良いんだけどね
戻らなかったらお風呂どうする?」


『…
何日かなら入らねぇでも…』
「おい!チョット待て!!
入ってくれ!頼む!
私の傷だらけの体せめて清潔に
にしててくださいお願いします」
『…。?
あぁ。分かったから落ち着きやがれ』










世界が広がったような眺めだ。
この体使いやすいかも


「ユースタスさんさー、
身長何cm?」
『205』
「ふーん。
この体いいよね。クレ」
『やらねぇ!!
ふざけんな』
「実はさー、さっき剃使った時
思ったんだよね。
私の体より早い。動きやすい
元々持ってる
基礎的なものが違うんだなーって

と言うことで私が使った方が
この身体は有効活用されるので
この体クレ」

『さっきのアレか…

てめぇごときの体と一緒にすんじゃねぇ!
って、やらねぇよ!』

「この身体があれば私は間違いなく
海賊王だわ」

『海兵のてめぇがなんのかよ!

もう、どこに突っ込んでいいのか
分かんねぇぜ…』









プルプルプル


ガチャ


『キラー屋、俺だ。
あいつらの様子はどうだ?
ククク』
『仲良く話しているみたいだ』
『チッ。面白くねぇな
俺の予想じゃ殺しあうんじゃねぇかと
踏んでたんだ』
『キッドと名無しさんは根本的に
似てるんだろう
予想を外れて残念だな。トラファルガー』
『あぁ、大いに残念だ。
まぁ、あと2日は楽しませて
もらわねぇとな』











「ユースタスさん
女の子興味無さそうだよね」
『あぁ?ねぇな』
「ですよね。そんな気がした」
『んだよ、そんな気って…
てめぇは、どうなんだ?名無しさん』



私の体で私が呼ばれる違和感
まだなれないや


「私?
心に決めた人が居る」

『そうかよ。
海兵か?政府のお偉いさんあたりか?』

「いや、普通に海賊」

『!?
普通に?!てめぇ、やっぱ
馬鹿だろ…
で、誰なんだ?!
気になんだろ!教えろ』

「もう!ユースタス君ったら
せっかちさんね〜〜
教えるからチョット待ってよ!もう!



クロコダイルだよ」


『エエェェェ(●'Д'●)ェェェエエ


クロコダイルって元七武海のか?』

「何でそんなに驚いてる訳?」

『驚くだろ…てっきりルーキー辺りだと
思ってたぜ』

「ん?クロコダイル様をおじさんだと?
親父の色気について語ろうか?」

『うるせぇ。喋んな
きめぇ』

「まずはあの首すじかな」

『気持ち悪いぜ!
俺の身体で気色の悪い事
言うんじゃねぇ』










プルプルプル

ガチャ

『殺戮屋、どうだ?』
『トラファルガー…
何度もしつこいぞ。
さっきよりも距離が縮まった
みたいだな』
『チッ。早急に戻しに行くか』












「…


でさ〜」
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