夢なら覚めようか

□止まれ歯車
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「ずっと寝てなかったんでしょ?
ごめんね、私がヘマしたせいで…
面目ないです」

『…お前の責任やないわい
あれはルーキーといえど最悪の世代
億単位が何人もおる
束になれば脅威じゃァ
すまんかったのォ
行かせたわしもわしじゃァ』

「人格を入れ替えられて拉致されるなんて
海兵失格!降格覚悟!

んな事より寝てなよ
いくらタフなマグマ野郎だからって
戦争になったら嫌でも起き上がらないと
いけないんだから!」

ゴツんっ

『誰がマグマ野郎じゃァ!!
わしはもう大丈夫じゃけェ

誰と思うちょる?』

「大将サカズキン」

ゴツんっ

「痛っ!!今のはマジで痛かった!
サカズキさん元気なさそうだから
元気付けたのに〜」

『はぁ…
もっぺん拉致されてこんかい』

「やっとの思いで逃亡したってのに…
サカズキさんったら…」めそめそ

『やかましいわい!
任務に戻らんかぃ!
わしもこれから行くけぇ』

「七武海の方のところへ行けと?
やだなー。
ま、任務なんで見張ってきます」















「よ!ドヒーさん!
見張りに来たよ」

『おー、名無しさん
てめぇも飲むか?
なぁ?鷹の目』

『あぁ、どうだ?一杯』

「そんな無理矢理飲ませようってなら
仕方あるまい!付き合おう!
これも任務」

『…。
フッフフ。飲みてぇならそう言え
腹がたつ物言いだなお前』

「カンパーイ!!


っ!!てこれワインじゃん?
何あんたら?
男の癖にワイングラスでチミチミ
ワインなんて飲んじゃって
待ってろよてめぇら!」


私は自室に飛び大きな焼酎持って
戻った


「ほれほれ!酒といえば焼酎!
これ、ガープさんからの頂き物
だいたいあんたら海賊なんだから
もっとこう!豪快になりなさいよ


カンパーイ」

『品がねぇなぁ』

『うむ。
剣豪たる俺の不覚!
次からは焼酎を豪快に飲もう』

「男は豪快じゃなくちゃ!
そもそもワインなんて無いわ」

『そういう鰐野郎はどうなんだぁ?
あいつとは長い付き合いだったが
焼酎なんか飲んでるの見た事ねぇぜ?』

「は?
あの人は何飲んでも絵になるからいいんだよ

そもそも一緒に飲んでる時は
焼酎飲んでたんだけどなー

クハハハハ!小物が

とか言いながら
格好つけてる時はワインっぽーい」

『フッフフフ!
おい。なんの真似だ?笑わせるな
フッフッフッ
鰐野郎の真似似てんなぁ』

『やはりクロコダイルと親密な
仲なのか!?!?』

「アッ!

いや、親しいお友達ですよ
ミホークさん!
んな事より、手止まってますよ?
飲んだ飲んだ!」


『本当品のねぇ飲みかたすんだなぁ
俺のファミリーの男共でもてめぇほど
豪快な奴いねぇな
品のねぇ奴もな』

「さっきから品がない品がないと
うるせーな!
なんだよ!お前ら海賊に品だの
言われたくないっての!
品ってなんですの?」

『フッフッフッ!品も知らねぇのか?
おいおい。育ちも悪いときたか』

「も≠ニか余計だっての!
ちょっと!ミホークさん助けて」

『ドフラミンゴ。それ以上言ってみろ
二度とその口聞けぬようにするぞ』

『おーおー
恐ろしいじゃねぇか』

「ヒューヒュー
ミホやんかっこいー!」

な…///

『顔が真っ赤だぜ?
鷹の目ェ〜』

「え?もう酔っちゃった?!
ピッチ早すぎたんじゃない?
水飲む?」

『いや、構わん



ドフラミンゴ…切り刻むぞ』

『フッフッフッ!
その顔でよく言うぜ

おい名無しさん、
悪いが鷹の目熱あるかもな』

「戦争目前で熱ですと!?
大丈夫なの!?」

『構わん!問題ない


ドフラミンゴ…貴様…』
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