ご依頼蔵

□だじゃれ・・・・
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☆時代設定は本編絵師の時代です




桃井の茶屋にて


「折句をしませんか?」






「「「「「は?」」」」」
キセキの世代全員が聞き返す。
「急に呼び出したと思たらどーしたの?」
隣にいる紫原が聞いてくる。
「おりく?どっかの女の名前か?」
「おりく…知らない名前っすね」
青峰と黄瀬が自身の女性歴を探ると緑間が
「おい!お前達…過去の女性歴を聞いているのではないと思うのだよ」
すると黒子が三人を制して間に入る。
「そうです、知りませんか?折句」
「あ〜何か知ってる〜。よくTVとかでやつでしょう?頭文字で文章をつくるやつ〜」
むっと黒子は隣にいる紫原をにらむ。
「紫原くん、この絵師の時代の設定にはTVはありませんよ」
「また古いやつを出したな黒子。古典とかにも使われてるやつだろう?」
赤司が解説する。
「はい、なんだか管理人ののり巻き煎餅が脳ミソがパンクしてしまったらしいので紅楓様との相互記念での最期のお題のだじゃれは折句をして欲しいそうです」
黒子が桃井の持ってきたお茶をすする。
「では、だじゃれの頭文字で文章を作ればいいのか?」
「はい、そうみたいですね」
「おい、そんなんでいいのかよテツ?」
「そうっすよ、うちらの管理人は何してるんすか」
黄瀬ががくりと落ち込む。
「僕も思ったんです。相互相手の紅楓様の文章見たら物凄く素晴らしかったので…僕達がこんなことしたら紅楓様にあまりにも失礼じゃないかなっと思って…」
「あ!俺も読んだっす!凄かったっすよね!」
「馬鹿じゃないの俺らの管理人〜」
紫原は手のひらほどのみたらし団子を頬張る。
「黒子を責めてもしょうがない。悪いのはのり巻き煎餅だ。俺達でどうにかしよう。紅楓様に失礼のないような文を考えればいいのだろう?」
「そうですね、ユーモアも必要だと思うんです、僕」
「やっぱ、恋愛ものとかもいいんじゃないっすか?」
「あ〜」
「じゃあ」
じっと、キセキ達は緑間を見つめる。
「…どうして俺をみるのだよ!」
「この物語のなかで、既婚者設定は緑間くんだけです」
「そ〜っすね。奥さんがいるじゃないすか」
「どーでもいー」
「真太郎、ここ最近お日に愛の言葉を囁いていないと聞いているが?」
赤司の目の色が変わる。
「どうしてお前が出てくる!というか、なぜ俺達夫婦の事をお前が知ってるんだ!?」
「早くしてください、時間が限られてるんですから」
「はやく〜」
「緑間っち俺が代わりにお日さんにに愛の言葉を囁くっすよ!」
「やめろ!そんなことするな!」
ツンツンとキセキの世代達が緑間を囲んでつつく。


「痛い!痛い!やめろー!」




緑間完全に折れる。



だじゃれ:折句ー緑間愛の折句ー

だ:誰よりも愛しい妻

じ:自分と子供を愛してくれる妻

や:優しい妻

れ:玲央より俺を愛してくれる妻


「し、嫉妬じゃないすか!最後!」
黄瀬気持ち悪がる。
「う、うるさい!」
「うわ!気持ち悪〜」
紫原黄瀬と同じ。
「のろけだなのろけ」
つまらなそうな青峰。
「まだ、あの人の事を根に持っているんですか?」
緑間を見下すような顔をする黒子。

「…」
「お日に伝えておこう」
ちゃっかりとメモをする赤司。
「やめろ!赤司!」


おしまい

おまけ

「え〜めんどくさ〜い」


だじゃれ:折句ー紫原のおかしー

だ:駄菓子
じ:両●餅
や:やんや●つけ棒
れ:練乳


「む、胸焼けがするのだよ。練乳はおかしに入るのか?」
「やんや●つけ棒って絵師の時代ないぞ?」
「たぶん駄菓子意外殆どないと思うっす」
「両●餅ってどっか九州にあるやつですよね…」
「さすがだな」




おわり!

ありがとうございました!
ごめんなさい!

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