BL

□逃がさない
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WC予選リーグ、今日は霧崎第一との試合だ。
去年のこともあり、誠凛はピリピリしていた。特に日向が。
そのため、日向は1度落ち着くため少し時間をもらい精神統一をしていた。

だが、日向にとって最も会いたくない奴と試合前に出会ってしまった。

「よぉ、眼鏡くんじゃん」
「花宮…っ!」
「おーおー。そんな怖い顔すんなよ」
「…また木吉に怪我させる気か…?」
「それはどうだろうなぁ。まぁ、それより…」

グイッ

「うわっ!?」
「お前も気をつけた方がいいかもなぁ」
「あ''ぁ!?つか、離せよっ!!」
「やだね。だって、お前のこと気に入ったし?」
「最悪…!!俺はお前なんか大嫌いだ!!」
「すげぇ、嫌われ様だなぁ」
「当たり前だ!!去年と同じ様に木吉を負傷させたら許さねぇからな!もちろん、他の仲間にもだ!!」

日向は花宮の手を振り切ると、仲間の元に走って行った。



「ふはっ、ますます手に入れたくなる。それにしても、木吉やら仲間やらうぜぇな。やっぱ、潰すか…あいつ以外」

そう呟くと、花宮もチームメイトの元に戻ったのだった。
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