BL
□俺の方も見て
1ページ/2ページ
試合形式での練習のあと、木吉の膝のことが気になっていたのか、日向は木吉を呼んだ。
「あ、木吉ちょっとこっち来い」
「ん?何だ?」
木吉は呼ばれたため、日向の元へ向かう。
その向かう様子がとても嬉しそうだ。
「膝、大丈夫か?」
「あぁ。だーいじょうぶだって!」
「ったく、ホントかよ...」
日向と木吉のやり取りを羨ましそうに見ていた者が一人いた。
それは…
「・・・(ムスッ)」
伊月だった。
伊月は木吉が日向のことを好きなのを知っている。そして、伊月も日向のことが好きだった。
二人とも…恋愛感情として。
だから
木吉が羨ましいと伊月は思い、自分の方も見て欲しい、そう思ったのだった。