BL

□俺の方も見て
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試合形式での練習のあと、木吉の膝のことが気になっていたのか、日向は木吉を呼んだ。

「あ、木吉ちょっとこっち来い」
「ん?何だ?」

木吉は呼ばれたため、日向の元へ向かう。
その向かう様子がとても嬉しそうだ。

「膝、大丈夫か?」
「あぁ。だーいじょうぶだって!」
「ったく、ホントかよ...」

日向と木吉のやり取りを羨ましそうに見ていた者が一人いた。

それは…



「・・・(ムスッ)」 



伊月だった。

伊月は木吉が日向のことを好きなのを知っている。そして、伊月も日向のことが好きだった。


二人とも…恋愛感情として。


だから

木吉が羨ましいと伊月は思い、自分の方も見て欲しい、そう思ったのだった。
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