11/07の日記

16:43
草試合 6
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ネタバレ注意。
日向のセリフの一部は原作から引っ張ってきています。














リ「…10分休憩しても疲れが完全に取れないってことは小金井くん自覚済みだったってことね…」
大「そうなりますね…」
リ「というか小金井くん、私が数値を測るって分かってた上で”それでもやる”って言ってたわね」
財「数値を測るってどういう意味なんすか?」
日「カントクの父親はスポーツトレーナーなんだ。データを取ってトレーニングメニューを作る。毎日その仕事場で肉体とデータを見続けてる内についた特技。体格を見ればカントクの眼には身体能力が全て数値で見える。だから、無茶なんてしたら一発でバレるわけ」
財「…それは凄いっすね」

そんなことできる人がいるのかと財前は素直に感心する。それは他の四天宝寺メンバーも同じだ。

大石たちが説明している間にも3ゲーム目は40-40のデュースに突入していた。

白「でも、疲れがまだ残ってる状態で、パワーアンクルを外す前と外したあとの謙也のスピードにギリギリとはいえついてこれるなんて、ホンマ凄いとしか言い様がないわ」

白石の言葉に四天宝寺メンバーはうなづく。謙也もそのことには気づいているだろう。



小「あっ…」

小金井の返球がネットに引っかかってしまう。

A-40となる。


謙也のサーブを返すが返球が甘くなってしまい

小「しまっ…」

ロブになった。

そして…

謙「よっしゃ、もろたで!」

謙也のスマッシュが決まり、ゲームカウント2-1となる。次、謙也がブレークすれば謙也の勝ちだ。



4ゲーム目は小金井のサーブ…だが


乾「フォルト!」



乾「ダブルフォルト!」


小「げっ」


ダブルフォルトを出してしまった。

菊「ダブルフォルト!?…やっぱり疲れが…」
白「…そういや、ずっと疑問に思ってたんやけど…何で謙也とやる前の休憩時間が10分やったんやろ?あと、2ゲームから3ゲーム先取に変更しとったし…」
謙「それ、俺も思っとった…。何でか理由聞いてもええですか?」

謙也が小金井に理由を聞いた。

小「んーとね、休憩時間に関してはホントは30分くらい時間取りたかったんだけど、君、多分待ち時間苦手でしょ?試合今すぐやろうって言ってたし。だから10分にしたんだよね。何で10分かは…うん、言わないだけで日向たちには絶対バレてる…」
日「…バスケのインターバルが10分だから、だろ?っていうか、バスケで前半やってのとテニスでタイブレークまでやってじゃ全然疲れ方が違うだろ…」
小「あー…うん、やっぱりバレてる(苦笑)疲れ方…だいぶ違う、かな」

小金井は苦笑いし、疲れ方はだいぶ違うことを言う。

謙「確かに俺は待ち時間苦手や、です。…まさか俺…いつもの癖で急かしてしもうたんやろうか…」
小「まぁ、10分って決めたのは俺自身だし。あと、もう一つの何で3ゲーム先取にしたか…何だけど、これは…俺が君と少しでも長くやりたかったから、かな。…無茶することになるって分かってたけど」
リ「やっぱり自覚してたのね。…小金井くん、明日の練習…小金井くんだけ3倍ね☆」


カントクが凄いいい笑顔で言った…あ、明日俺死ぬかも…こうなるって分かってたけど!と小金井は心の中で思った。

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