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ある日、俺は休日だったので街中に出た



その日はとても晴れていた。



なぜ今日はいつも以上に煌めいているのだろう。



ふと、自分の本当の気持ちを探したくて


電話帳を開いた



―•••「中島裕翔」




耳元で鳴り響く機械音が俺の心臓をドキドキとさせる



「何してる?」


と電話に向かって問いかけた



その向こうからは誰かと笑う君の声がした




「よかったね、じゃ…またね」





聞こえたのか聞こえなかったのかわからない




電話を切って俺は立ち尽くした。





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