Dream.Oran!~M.H~完
□幼馴染。
1ページ/2ページ
「白無が…ですか?」
「あぁ。もう下積みは終わったらしくてな、フランスから帰り桜蘭に通うそうだ…もちろん、」
「男装をして、久遠と名乗って」
「そうだ。…鏡夜、花籠家の娘さんにお前が部活をしていると言ったところ、入りたいと所望したそうだ」
まぁ、そうだろう。彼女は何故かいたく俺を気に入っている。
「入部手続きを済ましておきます」
「そうだな。…鏡夜。お前と娘さんが仲がいいおかげで花籠家と良好でいられている。…分かるな」
つまり、白無のご機嫌取りをしろと?
「…はい」
とりあえず、明日にでも皆に説明すべきだな。