Dream.Oran!~M.H~完

□眠れないんです。
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ハルヒとお風呂に入って着替える。




「ハルヒブランドのネグリジェだーかわいいーVv」


「父が…ほんとお金大変なのに」

ため息ついてるハルヒもかわいい!!


「白無は浴衣なんだね」


「いえっす!へへ、フランスにいた頃日本が恋しくてねー?デザインしたの」

華やかな花たち。紺色の布地に咲いてるのー。帯は無難に白ー。


「すごいね。」


「今度ハルヒに作るねお揃いでVv」



「それは…まぁ…ありがとう」




そう会話して、下で別れた。


「あー、白無ーVv」

「光邦だー。…ケーキ?」

1ホール持ってる。



「うん!僕の部屋で食べるのぉー!白無もくる?」

「あー、行きます」



だってまだこわいんだよもー。
出て来そうだしー






ガチャ






わ、ひろっ!


テーブルで食べ出したので、私は近くのソファでテレビを見ることにした。






「あむ、白無たべるぅー?」

「いや、いいでーす。…おぉ、主人公守ったいっけめーん」


学園ラブコメかなー?飛んできたボールから守るってー。
この俳優さん最近よく見るなぁ。




「白無はあの俳優さんがタイプー?」



「ぇ、爽やか系ですかー?いや、好きになった人がタイプですよー」




「そっかぁー!はむっ、」



そこからは静かにテレビを見てた。







「ごちそーさまぁ!…白無ねないのぉ?」



「!………眠くなったら戻るので光邦は寝ててくださいー」
「怖くってねれないだねぇ」









ぎくり。






「………そんなことないもん」





「図星だと白無子供っぽくなるねぇ。」





「………」







「ちょっと歯磨きしてくるねぇー」

「え」







いきなりー。


どうしようかなぁー。

今一人になるのも怖いしここにいたいけど、それで光邦が寝れないなら………





とりあえずテレビを消す。







「あ、きったんだぁ。………一緒におねんねする?」




「え、でも」


「怖いんでしょー?」






「………はい」




「ほら、おいでぇー」



グイッ








ドサ







「よし、おやすみ~」

ポンポン、と撫でられる。


近い距離。さっきのことを思い出す。………告白、されたんだった。



「おやすみ、なさい」


そういって光邦のTシャツをきゅ、と掴んで目を閉じた。






どうしよう。



「(あの時の光邦の顔をお、思い出すとなんか心臓がうるさいかもしれない…あんな、顔初めて見たしっ)」




「(服、服掴んでるよぉ!寝顔可愛いなぁ〜。僕のこと、好きに…なってほしい、なぁ)」







なんだかとても、幸せな悩みな気がする。
 

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