Dream.GATE7~Hydrangea~

□今生で、まさか。
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「着いた」

はな様が見る先にあるのは、保育園だった。



橘さんや桜さんがいうには、この裏七軒を受け継いだ秀次さんやその隠威がここを示したから間違いがないそう。




ふ、と思い出す。


彼の方の最期もこの地大阪であったな、と…








門の近くで子どもたちと戯れる細身の男性。押しが弱そうだがとても好かれていることがわかる。


そうじゃない。胸騒ぎがする。


「…集真、一応出て来ておいて」
「はい、姫」


ス、と傍らに現れた集真。

「それが架夢ちゃんの隠威かい、綺麗だねぇ」

「…人間に近いな」

「はい。色など以外そう見えますね…まぁ、心臓などの内臓は一切ありませんが」

「あ、あはは…」

「集真、チカさん怯えるからやめてあげて」

「姫が言うのなら」


そういい終わるとともに前を見ると子どもがいなく、園に入るところだった。
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