Dream.HQ!!

□“選ばれた”声
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藜side



先輩たちが出て来て、僕らもお風呂から出た。




菅原「ほんとに雨生が弾き語りすんのかー」


翔陽「楽しみだなー!!」







「雨生の声は惹きつけられる…選ばれた声、ですよ」




雨生「ちょーっと、ハードル上げないでよー」



みると、ギターを担いだ雨生が。




月島「へぇ、ほんとにやってるんだね」


山口「生で見て実感するんだねツッキー」

月島「うるさい山口」


澤村「立ったまんまでいいのか?」


雨生「はい。…んー…よし、決めた」



「今曲決めたの?」


雨生「うん。よーし…」







今まで見たふわふわしたりした顔じゃない。


前の時もだけどやっぱり練習したからだろうね、








__________鋭く甘いものを感じた。










ギターを弾きだした雨生。


ゾクリとする。
みんなも魅入っていた。













雨生「



走り出す想いよ
そのまま君に届けばいい


そう思うけど現実はただ
動けないまま臆病なまま



このままじゃ駄目なんだ
変わらなきゃ君には届かない





嗚呼 走り出せ 汗をかいて
息切らし もがいて
暴れても

君にだけは ただ君にだけは
輝いてる僕を見て欲しい





苦しい心よ
どうか消えてなくなってよ


そう考えた でもすぐやめた
それってただ逃げてんじゃないの?


このままじゃ駄目なんだ
変わらなきゃ君には届かない


嗚呼 苦しくて やめたくなって
考えることすらできなくなって


それでもいいよ
なんだっていいんだ


全力の僕を見て欲しい





君ならきっとどんな僕だって

全力なら輝いてると言うだろう


それなら僕はいつだって
苦しくても
見えなくても
やめたくても




走り出す





たとえ途中で負けたって
そこで逃げなきゃ次に進める


心が折れなきゃ
僕は負けない

何度だって
この体が叫べる限り

僕は走りだそう





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