Dream.HQ！！
□インハイがやってくる
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「っふー…」
昨日は。
たくさん歌った。たくさん笑った。そして、
"学園祭が終わったら、僕、僕らから雨生に伝えたいことがあるんだけど…いい？"
「なんだろーなぁぁぁ…」
翔陽「なにが？」
「わぁわぁあっ」
びっくりして転びそうになるのを翔陽が抱きとめた。
翔陽「どーした？」
「やー、学園祭が終わったら話があるって軽音部に言われてねー…あ、でもそれよりインハイ！くるねっ」
そういうと鼻息を荒くして頷く翔陽。分かり易いなぁー。
「どこと当たるかわからないからねー。どーする？青葉城西とか白鳥沢だったらー」
翔陽「全部全力でいく！」
うん、その返事だと思ってた。
それが翔陽だよ。
葵「インハイ頑張ってね、日向くん」
翔陽「お？！おおおう！…誰だ？」
ひょっこりと現れた葵。
「宇野 葵。クラスメートで軽音部だよー、翔陽」
翔陽「おお！よろしくなーっ、ありがと！！」
手を握りブンブンふる翔陽に目を回す葵。
「楽しそうだねー」
葵「もう！…席つかなきゃ」
授業なんて聞いてられない。
まぁわかってるしいいか。
インハイ…全国への切符。
翔陽が目指す、小さな巨人。
行きたいな。
「翔陽。勝とうね」
翔陽「おう！」
先生「日向黙れー」