遥貴
□アイス
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ある夏の放課後、
「遥、アイス食べない?」
あまりの暑さに参っていた私はコンビニの広告にうつるアイスにひかれた。
遥も参っていたようで二人分のアイスを買ってきてくれた。
お互い無言で帰り道を歩いていると
「貴音、溶けてるよ。」
そういった遥は私の手を掴むとアイスをもっている指をなめ始めた。
「は、はるか、くすぐったい。」
恥ずかしさに耐えられず、逃げようとすると
「だめ、まだたれてるよ。」
結局、アイスはすべて溶けてしまった。
しかし、飽き足らない遥は首筋にキスをし
「貴音、胸元開けすぎ。 他の男に対してそんな恰好しないで。」
「あ、暑いからしょうがないだろ。」
そう言うと遥は不満げな顔をして、深いキスをした。
「っん、、、は、はるか。」
「貴音は僕のものだよ。 分かった?」
私がその答えにNoと言えるはずがなかった。
「分かってる。」
その答えに遥は満足げに笑った。
(その笑顔は反則だ//////)