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□君のために
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(正さん、今日も頑張ってきてね―――――。)




君は毎日そうやって僕を見送っていく。そして、家につくと何回のピッチングがかっこよかった!とか、うたれちゃったけどそんなときもあるよね!なんて言って僕を励ましてくれたり、誉めてくれたり。
そんな君が、大好きで、僕の支えで、大切な存在なんだ。




今日も、試合が終わって君がまつ家に帰る。デイゲームの上、スムーズに試合が進んだから、そんなに遅くない。むしろいつもよりずっと早い。
少しウキウキしながら、玄関をあけ、


「ただいま」

なんて少し声をはって言ってみると、いつもどおりはじけそうな笑顔の君がかけてくる。


『おかえりなさい!正さん!』


「ただいま、ごんべぇさん。」


本当に癒される笑顔だ。やっぱりごんべぇさんのことが大好きなんだよなぁ…………


『今日もとってもかっこよかったですね!私今日は三振の数を、数えてたんです!今日は〜8つ!正さん、すごい!』


本当に嬉しそうに無邪気に笑うごんべぇさんがどうしようもなく愛しくて、思わず抱き締めた。


『たっ…………正さん!?』


びっくりするけど、抵抗のない彼女。案外こういうことには弱かったりする。ちょっと苛めてやろうかな(笑)


「ごんべぇさんが、可愛くてさ、おもわず。」


『なっ…………//////からかわないでくださいよ〜(汗)』

本当にかわいいんだから。
さらにぎゅっと抱き締める。

「からかってないよ。本心。」

少し低めの声で、しかも耳元でささやくと、ごんべぇさんは恥ずかしがって僕の胸に顔を埋める。

すると、今度はすいっと背伸びをして、僕の耳元で、


『わ…………私だって正さんのことが大好きだし、いっっつもかっこいいと思ってます!』

「!!??///」

ほんっとに可愛いことしてくれるんだから…………



『さ、ご飯できてますよ。たべましょ///』

##NAME2##は自分の言ったことに照れながらそう言った。



不器用な僕はまだ君にちゃんと伝えることができないけれど、こうやって僕が野球をしっかり続けることができているのも、気持ちがこんなにも楽なことも、日々が幸せであることも、全部君のおかげなんだ。



君のことを思うと強くなれる。


君のためにと思うと元気が出る。




一生僕は、君のために、頑張っていくと決めたんだ。










Fin
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