ラブライブ
□ちょっかい
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「ねぇ、希?そろそろ休憩しない?」
『んー、うちまだもうちょいやりたいから、えりち先休憩しとってええよ?』
「…うん。」
中間考査のために希と勉強中なのだけれど、なぜか集中できない。
あぁ、きっと希が髪をほどいているからなのだろう。可愛いすぎる。
可愛い、なんて本人には恥ずかしくて言えないけれど。
そうして、ごろんと横になって希を観察する。
『…えりち、なにしてんの?うちみても何もないよ。』
「希今日…ん、何でもない。」
することがないので希にちょっかいをかけてみる。
「のぞみー♪かまってよ」
『うち、今勉強してるやろ?だからだーめ。』
ぶすっ、と頬を膨らませてみる。が、希はもくもくと勉強を進めていく。
かまってもらえないのが悔しくてさらにちょっかいをかける。
「ねえねえ、希?」
とんとん、と肩を叩いて振り向きざまにほっぺに指をさしてみる。
「ねえー、希?」
意味もなくくっついてみたり。
耳にふーってしてみたり。
『…はぁ、えりちおいで?』
やっとかまってもらえると犬のように尻尾を振って近づく。
手を引かれて希の膝に乗せられた。
???となっているとバシッと服の上からお尻を叩かれた。
「いたっ!なにすんのよ希。」
『なにすんの、やないやん?うち、勉強しとるんやから…。言いたいことあるならはっきりいわんと。うち、わからんよ?』
びっくりしたのと恥ずかしいのでちょっかいをやめ、部屋の隅っこで拗ねる。
「…だって、今日の希可愛いんだもん。髪ほどいてるの…」
『はぁ、えりち可愛いすぎやん?』
今日も二人は仲良しです。