長編*ハイキュー【日向翔陽】
□2*登下校
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翌朝、いつも通りの時間に起きて行く準備をする
朝食とお弁当を作って、双子の弟、悠斗を叩き起こす
『起きないと貴様のお弁当はトイレの中だ』
「朝から心臓に悪いから普通に起こせよ」
クレームは受け付けません
無視して朝食を食べ、のんびりテレビを見る
「なぁ、昨日捻挫したんだろ?
自転車乗せていこうか?」
『大丈夫、怪我させた張本人が送迎してくれる』
「へー、んじゃ俺行くわ」
『いってら』
ひらひら手を振って見送る
悠斗も一応自転車通学だ
しばらくして、ピンポーンと音が鳴る
テレビを消して、荷物を持って玄関を出る
「おはようございます、先輩!!!!!」
『おはよう、君は朝から元気だね、』
鍵をしてカバンを手渡し荷台に座る
日向君、はカバンをカゴに入れてからサドルに座った
昨日と同様、彼の肩に手を置く
「先輩、手はこっちです」
日向君はやんわりした口調で言って、私の手を腰に回した
……なんだこれ、恋人同士みたいじゃないか
って、恋人同士なんだっけか