長編*ハイキュー【日向翔陽】

□4*ニシノヤ
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日向君と付き合ってから3日目のお昼



変わらず朝と放課後に好き好き言ってくる彼は、

もはや私に懐いたペット感覚でクラスメートに認識されていた




のはどうでも良いとして






『ねぇ沙耶どうしよう』




私は友達の沙耶に、机にうなだれながら言う






「うん、どうしたー?」




『朝寝坊してお弁当が無いから購買でパンを買おうと思ったんだけどね、』



「うん、」




『財布忘れた』




「凄いバカがここにいる」




『殴りたいけど否定できない』





くっそぅ、と小さくぼやいて立ち上がった





「なに、どうしたの、表になら出ないよ」



『悠人にお金借りる……』



「あー、なるほど」





こういうとき、兄弟が同じ学校に居ると便利だ



食の欲にせかされながら、私は悠人の居る一組へと向かった
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