長編*ハイキュー【日向翔陽】
□6*お家に
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『まじか…………』
目覚めた時間はいつもより30分遅い時間
お弁当を作る時間が無い
仕方ない、食堂だ
起きてどうにか朝食を準備
悠人を起こして2人でハムエッグを頬張る
「弁当は?」
『悠人くん』
「ん?」
『お昼、一緒に食堂で食べよう』
「…………(寝坊したのか)」
察してくれたのか、首を縦に振る悠人
物わかりの良い弟で助かる
「あ、そうだ、俺今日委員会あるから帰り遅い」
『ん、じゃあ私が速く帰れたら夕食は私が作るよ』
「さんきゅ」
一足先に食べ終わらせ、家を出て行く弟
あれ、これ説明したっけ
朝食とお弁当は私、夕食は悠人が作ってます
しばらくして、日向君が来る
昨日の勉強会の日向君は少しおかしかったけれど、
帰る頃には機嫌が良くなっていたから
今朝も特に心配は無いだろう
そう確信して扉を開ける
にこにこ笑顔の日向君が、そこには居た