短編*歌い手
□放課後の教室
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(貴方side)
放課後の教室で1人、自分の椅子に座る私
瞳から生暖かい水が零れて止まらない
(好きです)
人生初めての告白
(ごめんなさい)
それは、あっけなく散るもので
好きだったんだ、ずっと
まふ君にも沢山相談して、協力してもらって
やっと今日、気持ちを伝えられたのに
せっかく、まふ君が協力してくれたのに
(なまえならいけるよ!)
あんなに、応援してくれたのに
(頑張って!!)
私は、振られたことよりも、
彼の協力を無駄にしてしまったことのほうが、つらかった