短編*歌い手

□放課後の教室で、
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なまえに告白した日から、


一週間が立った





同じクラスなのに、もう一度も話していない






話しかけたら、また泣かせてしまうだろうか




でも、もし君が僕のことで苦しんでいるのなら……








「……、なまえ、」





『…………っ』







放課後、帰ろうとするなまえに話しかける



逃げようとする手を掴んで、逃がさない








「ちょっとだけ、話したいんだ」





『………………』







下を向いた彼女の頭が、縦に少しだけ動いた気がした
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