短編*歌い手
□嫉妬するのは
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「ていうか、僕はコラボすること事態許可してませんけど!!!!」
『なんでコラボに許可が必要なの!!!
私は歌詞さんと歌いたいの!!!!
邪魔しないで!!!!』
「邪魔するよ!!!!」
真剣な声で叫ぶまふ君にビクッと体が震える
バランスを崩してか、意図的にされたのか、
背中にはカーペット、
視界には怒った顔のまふ君と天井
ああああああ、怒ってるうう
「なまえのこと、大好きだから、
ホントは、僕以外の男とコラボなんてさせたくないのに」
『………………、』
「嫌われるのがいやで、我慢してたんだよ!?
なんで気付いてくれないの!!!!」
怒る彼の顔は今にも泣きそう
今だって、私に嫌われるんじゃないかって怖いんだろう
「好きなのはいつだって僕ばっかりだ!!!!
なまえのばか!!!!」
ご丁寧に倒れた私を起こしてから走り去ろうとするまふ君
そんな彼の背中に抱きつく私