MEMO
◆ちまちま書いてはいたのですけれど [追記]
※七夕拍手 Over編
「そもそも俺はオタクじゃない」
拳を握ってジャズが宣言した言葉に対し、少女はこの人は何を突然言っているのだ?と困惑と少しの嫌悪感を滲ませた笑みを浮かべながら、憐憫の笑みを浮かべながら頷く。
「ハロウィンの猫耳メイドの件で疑われ、そして今回の拍手で誤解をされているが俺としては断固拒否する!!」
「では何故私に毎度毎度イベントの度に衣装を用意するのですか?」
「俺はッ!お前がッ!可愛い服を着ているのを見るが好きなだけだ!!それがちょっとマニアックな趣向に傾いているだけなんだよッ!!」
「どん引きですね」
「男なんて皆一緒だよ!!」
「『世界中の男とお前を一緒にすんな。変態コスプレ野郎が』」
「ひどい!!ってか・・・お前だって男だろ!?男ならその身体になって何も感じなかったのか!?」
「『そんなわけねぇだろうが!!俺だって男だ!そりゃ女の身体になったのなら色々と確認するにきまってんだろう!!』」
間髪入れずに言葉を返した彼の返答に、少女の顔が盛大に歪む。
特にベースとなっている少女にとってみれば今の発言は一大事でしかなく、「え、この人私の体に何したの?え、マジできもい」とスパークの中で呟くが、男達はそんな気持ちなど無視して盛り上がっていく。
「こんな服いいな、着られたらいいな!」
「『あんな服、こんな服、一杯あるけど』」
「みんなみんなみんな、着させてあげる」
「『コスプレ将校、叶えてくれる』」
「・・・おい」
「『悪ぃな。つい本音が出ちまった!』」
馬鹿騒ぎをしている若者達をラチェットとアイアンハイドが呆れたような眼差しで見つめていた。
「ソレで結局、ジャズはコスプレ好きなのかね?」
「さぁな。そもそも俺にはあぁいった服は良く解らん」
「ふむ・・・平行世界のジョルトとこっちのジャズとは話しが弾みそうだな」
「どう考えても被害者ばかりが増えるだけだろうが・・・・」
面白いことになりそうだと顔を輝かせるラチェットとは対照的に、アイアンハイドは冷静な声で返した言葉はまさに正論であった。
2019/07/10(Wed) 00:40
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