最強魔法師!?
□episode,1
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今日は,国立魔法大学付属第一高等学校の入学試験日。
様々な魔法師達が胸を躍らせる今日という日。
国立魔法大学付属第一高等学校とは,数ある魔法高校の中でもトップクラスの魔法師達を育てあげてきた歴史ある学校なのだ。
この学校では,花冠を意味するブルーム,つまり才ある魔法師の卵。
雑草を意味するウィード・・・
そうだな・・・
ブルームの補欠要員(?),残念ながら力及ばずと言った魔法師の端くれ。
という組み分けが成される。
ペーパーテスト・実技とあるが高校側の目的はペーパーテストにはないと言って間違いはないだろう。
目的は,おそらく実技。
ここで魔法師としての技量が試される。
・魔法の作動スピード
・魔法の威力
・魔法力のコントロール
等と言った採点の上でブルームか,ウィードか決まるのだろう。
正直馬鹿げている。
魔法力というものは生まれついたときからのものだ。
こんなところで部外者にいちいちいちゃもんをつけられる理由がいったいどこにあるんだ。
こんなちんけな学校でウィード,二科生になっただけでブルーム,一科生に蔑まれるなんてこと本当に馬鹿げている。
しかし・・・・・・・
俺だってこの入学試験を受けた暁にはブルームとなり,ウィードを蔑むのだろうか・・・?
グループを作り,ウィードに非難の目を向け続けなければならないのか?
それで・・・ いいのか・・・・?
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