short story

□ユス‐たったひとつの願いが叶うなら。‐
8ページ/16ページ




優しい表情をした君は今にも起きてきそうで。





“ユチョン、おはよー!”





そう言って、俺を起こしにくるんじゃないかって、何度も思った。







“見てユチョン!サッカーボール買ってきたんだ!”






そう言って、また俺を誘って
2人でサッカーできるんじゃないかって、







“ユチョン、ねむい…”






そう言って、いつもみたいに
俺の体に抱きついて眠るんじゃないかって






“僕のこと好きっ?”






そう言って、
愛を確かめてくるんじゃないかって





そう思ったのに





.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ