特別なお話
□Halloween in 2015
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ラクサスver.
リーズside
今日は何の日?
そうです、ハロウィンです!!
相手を脅してお菓子をぶんどる日です!
「…あながち間違っちゃいねぇナ」
「お!ビックスローちょうどいいところに!
trick or treat !!」
「そう言うと思って雷神衆は全員お菓子を装備してきている。」
「フリード!」
「もう去年のようなイタズラはされないわよ!」
因みに去年のイタズラは…
いや、思い出さないでおこうかな。
ていうか…
「エバちゃん!何それサキュバス?
めっちゃかっこかわいい!!」
エバちゃんがすんごいセクシー。
「あら、分かってるじゃないの♪
というか、リーズは仮装しないの?」
「うん、衣装無いし。
それに私たち魔導士でしょ?魔女じゃん。」
「まあ、言えてるな。」
「「「「ラクサス!」」」」
「よう。」
堂々と私たちに近づいて来るラクサス。
さてさて、
S級魔導士様からお菓子を頂戴しましょうか!
「ラクサス、trick or treat 」
「あ?持ってねぇよ」
「それは、イタズラしてくださいってこと?」
「ラクサスに悪戯など、雷神衆が許すと思うか!」
「これはハロウィンのルールだよ、フリード」
「何だヨこの空気…」
(((((ナンダヨ ナンダヨー)))))
ま、茶番ってやつだよね←
「逆にお前は持ってんのか?リーズ」
「もちろん!ほい、飴」
「1粒かよ…」
「冗談冗談♪
はい、ハロウィンクッキー。雷神衆もどーぞ」
「…手作りか?」
渡したクッキーを凝視するラクサス。
「そう!ミラちゃんに教えてもらったクッキーをアレンジしたの!」
実は、結構自信作。
だってだって、ラクサスに渡すって決めて何枚も作って味見したもん。
微妙なヤツは全部自分で食べたもん。
昨日の夕飯はクッキーとスープ。
「はぁ…ついて来いリーズ。
あいにく菓子なんざ持ってねえから何か美味いもん食わせてやる」
「え⁉本当⁉」
それって、周りから見たら、その
デ、デートみたいじゃない!?
私の気持ちを知っているエバちゃん(と、多分ビックスローも)は行って来い、と
ヒラヒラ手を振っている。
よし、覚悟を決めよう…!
「待ってラクサス!」
私は先に歩き始めているラクサスの背中に駆け寄った。