story
□年下彼女と鈍感な彼
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彼は私より10歳も年上。
なのに恋愛ベタなのかとても鈍感。
…まあ、そんなところも好きだけど。
『名無しさんちゃ〜ん!』
リビングから私を呼んでる。
年の差があるとは思えないほど子供っぽい彼。
そんなところが大好きだったりする。
「は〜い」
『名無しさんちゃんこっちきてよ〜!』
「今洗い物してるから無理」
私の彼はこれでもアイドルだから、あんまり外ではデートできない。
今日もいつものコース。
彼の家でご飯を食べて、只今その洗い物の真っ最中。
『名無しさんちゃんいないと、リビングが東京ドームぐらいに感じる』
「ずいぶん広いお家だね。笑」
『そういう意味じゃないの!!!』
「分かったよ〜。もう終わるから、もうちょい待ってて?ね?」
『は〜い』
彼はものすごく寂しがりや。
そして……甘えん坊。
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