story


□スーパーアイドル
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私はお笑いが大好きで今日も漫才の番組のスタジオ観覧に来ていた。いつもなら、なんともないのに今日に限って気分が悪くなってきてしまい、スタッフの方に聞いてトイレを探していた。

「(今日に限ってとかまじで無いわ…)」

スタジオの中は大きなビルぐらいの広さがあって、道に迷ってしまった。

「(全然トイレ無いじゃん…)」

少し歩くと部屋の名前が書かれていない部屋があって、スタッフの方がいたらトイレまでの道を聞こうと思いノックした。

コンコン…

「すいません…道に迷ってしまったんですが……」

ドアを少し開けると、ベッドに誰か寝ているようだった。お笑い以外興味のない私は芸能人に疎くて、誰だかは分からないけど…超がつくイケメンな事は認識できた。



起すのは悪いと思い、その部屋を出ようと思ったら微かに声が聴こえた。

『……って』

「え?」

『待って…行かないで…』

「あ…すいません…起すつもりはなかったんですけど、道に迷ってしまって…」

気まずくて下を向きながら言うことしかできなかった。きっと怒られると思っていたから。

『そんな入口のとこに突っ立てないでこっち来てよ…』

彼に言われるがまま、私はベッドの前に立った。……近くで見ると予想以上にイケメンで目を奪われた。





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