Avengers
□サイド
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ヴィジョンside
『ヴィジョン!』
私を人にしたニーナが駆けてくる
『わっ!』
珍しくニーナは石に躓く
転ぶ前に、ヴィジョンはニーナを抱き締める
『あ、ありがとヴィジョン…』
ニーナは頬を染める
「いえ。」
ゆっくりとニーナを離す
「?
足首、痛いですか?」
『だ、大丈夫よ。
すぐ治るもの。』
「痛いのですね…」
ヴィジョンはしゃがみ、ニーナを横抱きにする
『ちょ、下ろして!』
「すみません、でも今だけは楽にしていて下さい。」
ニーナはまた頬を染める
それを見たヴィジョンも、何故か恥ずかしくなる
『ありがと…』
そう呟き、ヴィジョンのスーツをキュッと握る
「…」
私の心臓は持ちそうにありません。