Avengers
□変化
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『うーん…』
ニーナは、ずっとヴィジョンの顔を見ている
「どうかしました?」
『人間味が足りないのよね。』
「元は機械で頭脳でしたから」
『でも今は人の形だし…
私が容姿を変えてあげる。』
「そんなこと出来るのかい?」
キャプテンがニーナに優しく問いかける
『えぇ、これも私の能力ななんだけどね…
あまり使いたくないの。』
「無理しなくてもいいんだよ?」
キャプテンはニーナの肩に手を置く
スティーブは内心、避けられなくて良かったと思っていたりする
ニーナはヴィジョンに近付く
ヴィジョンの目に手を当て、片方の手をヴィジョンの肩に乗せる
肩に乗せている手をスルスルと下に滑らせ、腹で止める
周りが目を見開いた
赤と青の肌は健康的な、人間の肌の色になっている
美しいブロンドの髪
彫りの深い骨格
透けるような青い美しい瞳
白シャツの上には、黒いスーツを纏っている
何処から見ても、美男子だった
『やっぱり、ヴィジョンは素敵だわ』
「けっ、」
ソーはニーナのいる逆の方向を見た
「ありがとうございます、ニーナ」
『えぇ…//』
「気にくわないな」
スタークもニーナ達のいる逆の方向を見た