三章
切り捨てたのは
心なんかじゃなかった
あの日が終わる
白の侵蝕
声届くとも
雪が繋いだ花が咲く
夜風に舞い落つる
知り得た事実
つたえたい言葉
傘差し雨
別れなどとうに
誰も語らない物語
沈んだ太陽の片隅
手を伸ばしたのは
たったひとつそれだけだった
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