暗殺教室

□第2話
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──僕等は、殺し屋。標的は、先生。椚ヶ丘中学校3-Eは暗殺教室。始業のベルが今日も鳴る。──











『初めまして。ルリです』

おびただしい数の銃声が同じ建物の中から、うるさい程に聞こえてくる。

ニコニコと笑う少女─ルリは、椚ヶ丘中学校3-Eの職員室のソファに腰を掛けている。
そして彼女の目の前にいるのは、険しい表情をした防衛省の烏間惟臣。

「防衛省の烏間という者だ。早速本題に入ろう。君に暗殺して欲しい標的は…」

『言わなくていいよ。黄色いタコなんだよね?』

書類を見せようと懐に手を入れかけた烏間は少し目を丸くし、すぐに鋭い目付きでルリを睨む。

「この件は国家機密のはずだ。よく知っていたな?」

『何か問題でもあるかな?』

首を僅かに傾げニタリと白い歯を剥き出しに笑いながら問う彼女に、烏間はゴクリと生唾を呑み込み無意識に逃れるようにして次の言葉を紡ぐ。

「…とにかく君には転入生と言うことでこのクラスに潜入してもらう。」

『…はい、わかりました。』

「くれぐれも暗殺者と言うことは内密にな。」

『わーかってるよ。』

ソファからゆらりと立ち上がりルリはのんびりと廊下へ出た。







響く銃声。
それに紛れて聞こえる標的(センセイ)と暗殺者(セイト)の声。

『ふふふ』

口端を吊り上げ、白い歯を剥き出しに笑った。






















少女はまだ紅に染まっている。



























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