SIREN(短編)
□I’m crazy about you.
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※これはSIRENの学パロです。
無印、2、NT関係なく多数のキャラが登場します。
ここは羽生蛇高校。
今日も生徒たちの元気の良い笑い声が聞こえる。
だが、しかし一人を除いては…。
『はぁー…』
溜息をついたこの物語の主人公、名前。
彼女は今、顔を机に伏せて何やら考え込んでいる。
「どうしたのよ?名前…」
そんな彼女の様子を隣の席に居た依子が声をかけてきた。
その声を聞いて、友人達が名前の周りに集まって来た。
美耶子「名前、具合でも悪いのか?」
亜矢子「もしかして、アレ?ちょっと待ってなさい。今、カバン探してみるわ…」
『いやっ、そんなんじゃないんだけどさ…』
と顔を上げた彼女はりんごの様に耳まで真っ赤だった。
依子「ちょっと!!ホント大丈夫?!」
美耶子「熱でもあるんじゃないか?」
その美耶子の声を聞いて、
恭也「保健室言った方が良いんじゃない?」
と美耶子の傍にいた須田が心配そうに眉間に皺を寄せて言った。
『いっ嫌!!それだけは無理っ////』
だが、その須田の提案に彼女はブンブンと頭を横に振ると、また机に顔を伏せた。
「「「「「はぁっーー!!??」」」」」
意味が分からず、大声を出す友人達。
彼女がこんなに悶絶している訳は、一つの交換ノートが発端だった。